建視朗について
建視朗とは、三次元赤外線外壁診断ソフトです。
お手持ちのデジタルカメラで撮影した画像を建視朗のソフト内で数値化(ベクトルデータ)したものを、データ化し、外壁(タイル、モルタル等)の温度上昇時と下降時の2時刻2撮影の熱赤外線画像の差画像より、浮き・剥離・密着不良部等を解析判定して、劣化部を抽出した画像を可視画像に合成します。
12条定期報告及び外壁診断の三次元化・赤外線診断・報告書作成まで建視朗がサポートします。
赤外線診断ツール、三次元ウール、レポート作成ツールの3つのツールを使って、簡単操作で、誰でも使いやすいソフトです。
建視朗の特徴
・可視画像、⾚外線画像の両⽅を取り込み編集することができます。
・異なる⾓度から撮影した写真を貼り合わせるため近距離で撮影し、精度の⾼い写真を作成できます。
・お⼿持ちのデジタルカメラを校正し、撮影写真を取り込み使⽤できます。
・⼆次元と同じ距離から撮影した場合、撮影写真の枚数が少なく作業量を4割削減(当社⽐)できます。
・三次元データは建築図⾯がなくても⽴体図、⿃瞰図が作成でき、表⾯積(損傷⾯積)や距離測定ができます。
・ソフト内でデータがベクトル化され、画像合成及びデータ保存ができるため、新データを重ねることで経年劣化を確認できます。点検したデータを保存し、2回⽬以降の点検で使⽤できるため、損傷原因の推察に役⽴ちます。
・統⼀したデータ管理ができるとともに、「建築基準法第12条定期報告書」や「外壁診断の報告書」の作成が容易にできる、レポート作成ツールが利⽤できます。
作業量の削減
建視朗はレンズの歪みを補正し、ベクトルデータで編集するため効率的な画像処理が可能です。
⼆次元の画像は貼り合わせるとズレが⽣じるのに対し、三次元の画像はスケールを持たせることができ⾼精度です。
二次元(6枚の可視画像を使用)三次元
2種類の報告書の作成
12条定期報告と外壁診断の2種類の報告書が作成できます。
建視朗による三次元外壁劣化診断フロー
Step.1
準備・撮影計画 |
建物の調査・撮影計画・障害物件確認・関係機関協議・許可申請届け出等 |
Step.2
調査・撮影等 |
⼿の届く範囲を直接打診し、デジタルカメラ・⾚外線の撮影を併⽤し、確認 |
Step.3
赤外線診断ツール |
⾚外線画像の歪み補正・パッチワーク・⾚外線温度解析・診断結果図作成 |
Step.4
三次元化ツール |
デジタルカメラのデータの歪み補正・撮影写真より建物・⾚外線の三次元化 |
Step.5
レポート作成ツール |
上記ツールより得られた診断結果を規定の書式へ出⼒変換 |
Step.6
報告書作成 |
受託会社の書式で報告書作成 |
建視朗を使⽤するために必要なもの
カメラ撮影やPCなどの⼀般的な操作ができれば誰にでも「三次元⾚外線外壁診断」が可能です。
特許 コンクリート構造物の劣化診断⽅法
特許:コンクリート診断技術(第4155976号)
認証:「福島県新商品⽣産による新事業分野開拓者認定制度」(認定番号H2201-003「建視朗」)
動作環境
OS |
Windows*1)XP/Vista/7/10 |
CPU |
Core Duo 1.6GHz 同等以上推奨 |
メモリ |
2GB以上推奨 |
画像解像度 |
1280×900以上を推奨 |
赤外線カメラ |
日本アビオニクス社 調波帯カメラ |
表示色 |
1,670万色 |
CD-ROMドライブ |
必須(インストール時) |
USBポート*2) |
必須(作動時プロテクトキー用) |
HP(専門) |
http://www.gaihekishindan.com |
デジタルカメラ |
一眼レフカメラを推奨 |
*1)Windowsはマイクロソフト社の登録商標です。
*2)本ソフトウェアの使⽤には、USBを利⽤したハードウェアプロテクトが必要です。